令和3年9月議会報告及び近況報告(抜粋)

<一口メモ>
◎備えあれば憂いなし
◎新型コロナウイルス感染症対策を万全に
◎災害について、正しく恐れることが大切である。
◎防災、減災に対する取組は、日頃から地域ぐるみの話し合いで

 わたしの公約

◎ 東郊線のJR踏切拡幅に全力で推進
◎ JR蟹江駅「南口駅前広場」の開発に全力で推進
◎ 今須成線の早期開通に全力で推進
◎ 安心・安全な、まちづくりに全力で推進

【はじめに】
新型コロナウイルスに感染した蟹江町民が、9月2日から9月8日までの7日間で80名の感染者が出ていることに、驚きを隠せません。
これからも、町民の皆様と共に気を引き締めて、この有事を乗り越えましょう。

【9月議会報告】 新型コロナウイルス感染症禍での対応について

質問.いとう 俊一

(前段)長引く新型コロナ感染症禍において、お亡くなりになりました方々、また各所で療養されておられる方々に、深くお見舞いを申し上げますと共に、早いご回復をお祈り致します。また医療に従事されておられる方々のご苦労に対し、深く感謝申し上げます。
さて、8月から9月今日現在、海部地区では特に、蟹江町、大治町、あま市において新型コロナ感染症の感染者が急増をし、ワーストを競い合っている悪い状況にあります。
私は、このような状況になることを心配して、今迄に幾度も新型コロナ対策をするように一般質問をし、議会の中でも申し上げてまいりました。9月議会の全員協議会において奥田議員から多くのコロナ感染者が、蟹江町に出ていることに対して、議会として啓発活動として、近鉄蟹江駅、冨吉駅、JR蟹江駅で行ってはどうか。との要望がありました。誠に有りがたい要望でした。数日後に奥田議員より連絡があり、啓発活動をやることに成ったよ。町も賛同をし、町長、副町長、教育長、民生部長、議会事務局が一緒に参加をする事になり、9月8日、9月10日の2日間、朝7時30分~8時15分まで、啓発活動を実施し、行政と議会が一体となってコロナ感染対策に取り組んでいる姿を町民の皆様に知って頂く良い機会ができ、大変喜んでおります。ご協力を頂いた行政の皆様に感謝申し上げます。
蟹江町の職員の皆様と蟹江町議会が一丸となり、町民の命と財産を守り、安心、安全な生活を守る努力をし、町民の皆様が安心して暮らせる蟹江町の環境をつくる義務があると思っております。
また、新型コロナ禍の中で、急増していると言われております「無気力・慢性疲労・乱れる自律神経のバランス」について、蟹江町の対応策は出来ているのでしょうか。!
そこで、前段で申し上げた事も含めて、政策担当でもある政策推進室長に尋ね致します。

質問.いとう 俊一

最初にお聞きしたいのは、ワ-スト上位から抜け出す対策を考えて、何を実行したのか。
お尋ねを致します。

答弁.政策推進室長 黒川静一

4月、5月に多くの新規感染者がでて、県内自治体での感染状況では、ワースト上位にありました。こうした事態を受け、状況に応じて公共施設の利用停止や利用規模の縮小等、実施をしてきました。またマスクの着用、手指の消毒、不要不急の外出、移動の自粛と いった基本的な感染防止対策の協力のお願いを、町のホームページにも掲載し、緊急事態宣言発令時には、ユーチューブで町長のメッセージを配信しました。飲食店には営業時間の短縮や酒類の提供休止、感染防止対策等について、食品衛生協会、商工会のご協力を頂き周知徹底をお願いしてきました。
感染防止対策の要のワクチン接種は、町内の医療機関と連携しながら町民の皆様が少しでも早く接種を受けられるように、現在実施中です。
伊藤俊一議員にご心配頂きました広報車や防災行政無線での啓発についても、これまでに実施してきました。現在も大変厳しい状況が続いていますが、関係機関とも連携し最新の情報にも注視しながら対策を進めたいと思います。

質問.いとう 俊一

 政策推進室長の立場で、内部でどんな対策を練ったのかをお聞きしている。当り前の答弁は必要ない。9月8日午前7時半から近鉄蟹江駅で議員が大勢参加した啓発活動は、奥田議員の発言で初めて新しい行動が蟹江町としてできた。新しい事をやらない限り感染は収まらない。
国や県の指示を待っている様では、この有事は乗り越えられない。また縦割り行政では解決にならない。安心安全課は、ただ街宣車を回していればいいわけではない。同報無線の利用も私が言いだし、奥田議員が言葉を添えて頂いて始まった。議員の提案が良とすることが少な過ぎるのではないか。
コロナ対策の会合には、当然町長も、副町長も同席と思うが、副町長にお尋ねを致します。会議の議論はそれぞれの立場で意見が出るのか、あるいはトップダウンで決めているのか。 お尋ねを致します。

答弁.副町長 河瀬広幸

コロナウイルス感染症対策については、町全体会議として感染対策会議を開催しています。
9月10日の開催を含めて発足時から33回行いました。感染拡大を抑えるため、公共施設の休館等、様々な議論をしながら33回の会議をやってきました。色々な案が出ますが、残念ながら言葉での働きかけは難しく、そして防災行政無線と広報車のパトロールにつきましては、伊藤俊一議員の提案もあり我々もしっかり連携をやっているのでオール蟹江町で対策本部会議の議題に出して議論をしてきた経緯があります。そして近鉄蟹江駅において議員さんと、私ども執行部が感染予防対策の啓発を町民の皆様に働きかけを行いましたが、大変ありがたいと思っています。またデルタ株のまん延の中でなかなか有効な手立てがない現状で、ワクチン接種を確実に進めて、可能な限り感染を防ぎ、新しい生活様式の中で経済が活性化することを願っているところです。
ただ、残念ながら今のところ見通しも立っておらず、伊藤俊一議員がおっしゃったように、ここ最近蟹江町は、2桁の発症者が出ている事を踏まえ、対策を議論しながら進めて行きたいと思っています。

質問.いとう 俊一

直近一週間の蟹江町におけるコロナ感染者数を日にち別にお答えいただきたい。

答弁.民生部次長 佐藤正浩

直近7日間の感染者数は、「9月2日:10名、3日:15名、4日:4名、5日:6名6日:19名、7日:11名、8日:15名」以上合計80名の方が感染しております。

質問.いとう 俊一

街宣活動について、この現状を踏まえ安心安全課は、活動のやり方をどの様に工夫をしたのか、また防災行政無線にしても何故、途中で止めてしまったのか、いま佐藤民生部次長が述べた感染者の数字が現状であります。あの時、啓発活動を中止していなければ、ひょっとしたら、終息したかもしれない。その様な反省はしているのか。安心安全課長は何を思って啓発活動をやめたのか、お尋ねを致します。

答弁.安心安全課長 綾部 健

広報車による啓発活動は令和3年4月10日から開始し、まん延防止重点措置の対象地域から蟹江町が除外された7月11日まで毎日実施していました。防災行政無線による注意喚起は、緊急事態宣言を受けた5月26日から6月20日まで実施してきました。
一旦活動を中止した理由は、まん延防止対策措置が解除になったためで、現在は防災行政無線及び広報車による、注意喚起を再開しております。ついては、感染状況に鑑み今後も町民に対する広報活動を実施していきたいと思っております。

質問.いとう 俊一

蟹江町の感染状況に応じて当然広報活動はやるべきで、蟹江町長のフットワークの良さで国や県が言わなくとも、蟹江町が独自に実施すればいい。今後、国や県に頼らず対応する考えはあるのか、お尋ねを致します。

答弁.民生部次長 佐藤正浩

防災行政無線と広報車での広報活動を一旦中止した理由は愛知県に発令中の緊急事態宣言の解除がすでに決まっており、町内の新規感染者も大幅に減少していたことから、状況は改善傾向にあると判断しました。その後、感染者が急増したので、蟹江町がまん延防止等重点措置の対象区域に指定された8月21日より再び防災行政無線放送、休日の広報車によるパトロールでの啓発活動を再開することに致しました。
伊藤俊一議員より、ご助言とご鞭撻を頂きまして有難うございます。

答弁(補足).町長 横江淳一

国、県の指針で地方自治体は動きますが、我々としては一日も早くコロナまん延の沈静を願っている様な施策を打っています。
県から情報を取りながら、最良の方法を採っているつもりですが、封じ手が無いのが現実です。先ほどご指摘頂いた奥田議員からの進言により、駅での啓発活動等我々行政も一緒に参加致しました。決して国、県に追従するのではなく蟹江町に合った状況でしっかりと国、県に申上げていきたいと、町長として思っています。

質問.いとう 俊一

国や県の言う事はもちろん大切であるが、蟹江町に合った対策をもっと積極的にやるべきではないか。
これは、政策推進室長が、政策を会議で提言し議会で発表する。今は有事ですよ。真剣に蟹江町を守っていかないと、人が不足していれば議員に協力要請をしたらどうだと以前に申し上げてある。いま広報活動のパトロールは1台で十分だと考えているのか、お尋ねを致します。

答弁.総務部長 浅野孝司

コロナ対策本部会議で、広報に関する町独自のやり方について議論も行っています。
広報車が1台で十分なのかと言うご意見ですが、今の時点では町が持っている物品等を最大限活用しながら、実施をしておりますが、広報車が今の1台では不十分だと言うご意見も非常にありがたくお聞き致しましたので、内部で検討させて頂きたいと思います。

質問.いとう 俊一

広報車、防災行政無線についても、国や県が緊急事態宣言だ、まん延防止という措置が終わると活動をやめてしまう。しかし蟹江町の現状はどうだ。9月2日から8日までの7日間で80名の感染者が、出ている大変な状況を受け止めて、対応しているのか。
政策推進室長、お答えください。

答弁.黒川静一政策推進室長

9月2日から8日までの1週間は、町内に多くの感染者が出てきており、終息には程遠い状況と考えています。緊急事態宣言が、延長される可能性が高いので、防災行政無線での啓発を継続しながら、また、啓発内容も考えながら取組んでまいります。またそれ以外にJR蟹江駅のデジタルディスプレーにも、現在流している啓発メッセージの文言や内容を工夫しながら、通勤されている方々に分かる啓発をしていきたいと、思っております。

質問.いとう 俊一

以前から気になっていた事があります。6月1日から16日分を合計して1週間当たりに換算した人数で以て、まん延防止重点措置の対象地域を決められたとの事だが、5、6月の感染者数を見ても、蟹江町と大治町、あま市がワーストを争っているのに、蟹江町が外れて、実績の一番良い津島市が指定を受けたことについて、どう思われたのか?
何故、蟹江町が外されたのかと今までずっと問うてきましたが、蟹江町で9月2日から8日までの1週間足らずで80人もの感染者が出たのは、油断をしたからだと思うが、

答弁.民生部次長 佐藤正浩

伊藤俊一議員ご指摘のまん延防止重点措置の対象区域は、6月1日から16日までの間の各市町村の新規陽性者の数を合計して、1週間当たりに換算した人数が、人口10万人当り15人以上となった市町村が指定された事になっています。この間、蟹江町では、4・5月は新規感染者が多かったものの、第4波の沈静化が比較的に早く、この6月1日から16日にかけての新規陽性者は、5名に留まっており1週間の人口10万人当たりでは、5.9名と基準となる15名を下回ったことから、対象区域から外れることとなりました。一方、同じ期間における津島市の新規感染者は21名で、基準の15名を上回ったため、まん延防止重点措置の対象区域に指定をされました。
残念ながら、蟹江町、大治町、あま市は、感染者の発生率が上位でありましたが、まん延防止重点措置の対象区域の指定は、直近の感染状況を基に判断されたためで、このような結果になったものと考えます。

質問.いとう 俊一(質問の結び)

最後に結びとして申し上げたい。ここ数か月間、蟹江町は海部地域で感染率ワースト1でありました。それから、あま市や大治町に抜かれる状況で、ただ一時的に蟹江町が津島市より1週間当たりに換算して良かったと言うだけで、文句も言わずに「蟹江町はまん延防止措置の対象区域から抜け出すことができ、飲食店も喜んでいるし、まあ良かったなー」と、黙っていた結果が今の現状であります。やはり、真剣に考えて頂き、慎重な対応を、お願い致しまして、質問を終わります。

以上で「いとう俊一の9月議会報告」を終わります。

≪近況報告≫
◎須成地区(通学路の整備・側溝の整備等)
1.天王線(平成興業点滅信号)より東へ1本目川西上までの通学路が整備され、山田宅西側を南に向かっての側溝の新設工事が行われます(令和3年度中完成予定)
2.町道路線の廃止(須成東40号線)
須成字東市之坪1604番1地先から1587番1地先までの区間が廃止されます。
3.蟹江町観光交流センター(祭人)の整備 駐車場の確保に向けての工事が行われます。

◎今・桜地区(通学路の整備及び横断歩道の設置)
須西小学校方面に向かう、2094号線周辺の通学路の整備と横断歩道が設置されます。(令和3年度中に完成予定)

◎藤丸・今・須成地区(町界町名変更の実施=9月議会で承認された)
新たに、桜3丁目、桜4丁目に変更(令和4年1月8日(土)より実施されます。)

◎西之森地区(情報=特別養護老人ホームの開設)
尾張中央道、名阪蟹江インター西側に建設されます。(令和4年5月オープン予定)

◎ニューシティ蟹江地区(町内会長さんの表彰)
町内会長さんの富田さとみ様が、町から「町功労者」として表彰を受けられました。
≪ おめでとうございます。≫

◎情報=蟹江町の教育委員会「教育長」が変わります。
現教育長の石垣武雄さんが令和3年9月30日付で任期満了となり退任されます。
後任の新教育長には「服部英生」さんが任命されました。

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